2005年 秋季リーグ戦レポート

★10月25日(火)  西京極球場★
京 大  000 000 000 =0
関 学  101 002 41X =9
試合レポート
 前日に京大が負け、同志社が勝ったため京大の最下位が決定してしまった。しかし、この試合に負ければ、4回生は引退となってしまう。1日でも長く4回生と野球がしたい。そんな思いがベンチ内の下回生の脳裏をよぎる。まだ終わりたくない、このままでは終われない。絶対に一矢報いてやる。そんな思いが4回生13人の胸の中で錯綜する。
 初回、まず京大に相対する関学の先発は岸(1・関西学院)1回生ながらも今季関学の先発の柱として活躍してきた本格左腕である。その岸の前に京大打線は三者凡退に抑えられてしまう。
 一方、京大はマウンドに濱田(4・茨木)を送る。土屋(4・西城陽)とともに4年間京大を支えてきたサブマリンである。その濱田であったが、初回いきなり3番・黒川(3・広陵)にレフトへのタイムリーを浴び、早くも1点を献上してしまう。
 一方、京大打線は岸を攻めあぐね、なかなかヒットを放つことができない。この間に、濱田は3回にも5番・清水(3・小野)のセンター前のタイムリーにより1点を許してしまう。
 5回、京大打線はようやく岸から初安打を放つと、連打で2死1・2塁の追撃のチャンスを作る。しかしここは続く小林(3・三国丘)がピッチャーゴロに倒れ、得点を得ることができない。
 6回、濱田はこの回先頭の5番・清水、続く6番・浜田(2・関西学院)に連打を許し、無死1・2塁のピンチを背負ってしまう。ここで京大ベンチは濱田をあきらめ土屋に後を託す。しかし土屋も代打の松野(3・三重)にタイムリーを浴び、2点を失ってしまう。さらに土屋は7回にも関学打線に捕まり、4点を追加されてしまう。
 ここで、京大ベンチは最後の最後に4回生の底力に賭ける。勝田(4・洛星)・吉村(卓)(4・大教大天王寺)岩崎(4・膳所)・吉岡(4・淳心学院)を相次いで起用し、反撃をはかる。しかし8回から関学のマウンドに立った金子(4・広陵)の変則投法の前に歯が立たず、結局0-9のまま敗れてしまった。
 このままこの試合が最後となり、4回生は引退となってしまった。最後にもう一度勝ちたかっただけに残念だが、4回生の皆さんには本当に心の底からお疲れ様でした、そして、深く、深く、ありがとうございましたと言いたい。

打撃成績
京都大学




四死
(中) 小林 3 三国丘 3 0 0 0
(二) 片山 3 洛星 3 1 0 0
打二 勝田 4 洛星 1 0 0 0
(右) 坂井 4 筑紫丘 3 1 0 1
吉村卓 4 大教大天王寺 0 0 0 0
(一) 吉村甲 2 徳山 3 0 0 0
打三 岩ア 4 膳所 1 1 0 0
(三) 鳥山 4 成蹊 2 0 0 0
服部 3 明和 1 0 0 0
松岡 3 東大寺学園 0 0 0 0
打一 中沢 4 水戸第一 1 0 0 0
(左) 河原林 4 膳所 4 1 0 0
(捕) 岡田 4 洛星 4 0 0 0
(投) 濱田 4 茨木 1 1 0 1
土屋 4 西城陽 1 1 0 0
吉岡 4 淳心学院 1 0 0 0
(遊) 田中 3 奈良 3 1 0 0
合計 32 7 0 2
関西学院大学




四死
(遊) 荻野 2 郡山 5 1 0 0
新田 3 岡山城東 0 0 0 0
(二) 渡邊 4 報徳学園 5 2 0 0
(中) 黒川 3 広陵 5 3 1 0
(一) 近藤 4 今治西 5 1 1 0
(捕) 清水 3 小野 5 4 2 0
(左) 浜田 2 関西学院 4 2 2 0
打遊 松並 4 郡山 1 0 0 0
(右) 東田 2 川西緑台 1 0 0 1
打右 蛸川 4 浪速 1 1 1 0
(三) 坂口 4 明石南 4 1 0 0
(投) 1 関西学院 2 1 0 0
松野 3 三重 1 1 2 0
道下 2 長良 0 0 0 0
森啓 4 小野 1 1 0 0
金子 4 広陵 0 0 0 0
加藤学 4 清教学園 0 0 0 0
合計 40 18 9 1
 
京大 関学
二塁打
黒川2
渡邊
三塁打
浜田
盗塁
清水
失策 濱田 荻野
投手成績


安打 自責 防御率
6 5 0 2.21
道下
1 1 0 0.00
金子
1 1 0 4.35
加藤学
1 0 0 4.50
---




濱田 5 0/3 8 4 6.58
土屋
3 10 5 4.16

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