2006年 定期戦レポート

★7月1日(土)  京大吉田G★
東大 000 031 301 8
京大 030 002 020 7
試合レポート
 7月1日、夜中に降った雨の影響でグラウンドの状態はひどく、小雨も舞う中伝統の一戦も開始が危ぶまれたが、無事に行われ、悪天候にもかかわらず多くのお客さんに足を運んでいただき、ありがたい気がした。
 試合は両者互角の実力を発揮し、完全なシーソーゲームとなった。一回は京大の尾藤、東大の重信、両投手ともに1安打ずつで抑え、まずまずの立ち上がり。そして2回、京大が鮮やかに先制する。1アウトから6番江藤が四球を選び、7番北村がレフト前につなぐ。1死1・2塁としたところで打席に立ったのは8番片山。完璧に捕えたあたりはレフト線の深いところへ、走者一掃となった。9番田中もきっちり片山をホームに迎え入れ、3-0とした。
 5回、東大の反撃。死球とエラーによってランナーがたまり、1番黒江の当たりは1塁ゴロ。が、なんとこれが1塁ベースにぶつかり、さらに外野を転々とするボールをライトが後逸し、ランニングホームランとなった。これで3-3。
 6回、東大はヒット、四球、エラーで1点を加える。ここで京大はやや険悪なムードになりかかったが、片山のバットで好転した。代打宗平からの3連打の後、今度は右中間に2塁打を放ち5-4と逆転する。
 だが、東大もねばった。7回、尾藤に代わった熊本、天満を攻め、一挙3点で5-7と逆転。負けじと京大も8回に2点を加えて7-7とするが、9回、まさかのぽてんヒットで8-7とされ、その裏の追撃も及ばずゲームセットとなった。
 終わってみれば東大は8安打、京大は11安打と、打ち負けたのではないことは確か。ただ東大は無失策、対して京大は3失策で、そのすべてが失点に絡んでいるので、そこが大きな敗因なのかなと思う。

打撃成績
東京大学




四死
(左) 黒江 筑波大駒場
(右) 黒岩 須坂
(三)一 升岡 高松
(中) 荻田 富山中部
(捕) 山田 札幌南
(一) 井尻 土浦第一
山口 久留米大附
前田 丸亀
前代 開成
中村 学芸大付
森山 大田
(指) 大坪
揚場 開成
(二) 浅野 旭丘
(遊) 森本 広島学院
合計 36
京都大学




四死
(中) 小林 三国丘
奥野 初芝富田林
安保 高田
水木 北野
(左)一 服部 明和
(一)三 堀口 帝塚山
(捕) 吉村 徳山
(三) 松岡 東大寺学園
打左 宗平 立命館
(指) 江藤 大阪星光学院
打遊 石川 北野
(右)中 北村 明星
(二) 片山 洛星
(遊) 田中 奈良
山田 郡山
山下益 磐田南
合計 36 11
  東大 京大
二塁打 升岡
浅野
片山
三塁打
片山
本塁打

盗塁
服部
失策 浅野
黒岩
北村
片山
田中
服部
投手成績


安打 自責
東大 重信○ 6 1/3
大西 2 2/3
---



京大 尾藤 6 4 0
熊本 0/3 1 3
天満 2 1 0
安保● 1/3 1 1
水木 2/3 1 0

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