2000年 春季リーグ戦 レポート

★5月15日(月) 西京極球場 ★
同志社 000 000 101=2
京都大 000 000 000=0

【松野慎一郎の試合レポート】
 継投リレーで同大打線を何とか抑えながらも、同大の和田(2和歌山桐蔭)投手に完封を許し、力負けしてしまった。

 1回表、京大先発の松村(4畝傍)は同大打線を三者凡退で抑え、快調な滑り出しを見せる。この後も松村は時折、四球やヒットなどでランナーを出したものの、左打者の多い同大打線に対して、変化球をうまく使い、連打を許さず、また下位打線をきっちりしとめて6回まで同大打線を0点に抑えた。

 しかし、攻撃のほうは和田をなかなか打ち崩せず、6回までほぼ毎回出塁し、4回には、先頭打者の2番山崎(2洛星)のきれいなセンター前ヒットと3番川上(2岡崎)の送りバントで、また、5回には6番日高(2高津)の痛烈な右中間二塁打でスコアリングポジションに進みながらも、あと一打が出ず無得点のままであった。

 ゲームが動いたのは7回表、疲れの出てきた松村が先頭を四球で出塁させてしまうと、これを送りバントで進められ、迎えたバッターはこれまで完全に抑えていた8番富田(3天理)。しかし、初球のスライダーをセンター前に運ばれ、続く9番和田にレフト前ヒットを浴び、ついに1点を失った。しかしこの後、松村が踏ん張って1番山田勝(4相生)三振に取り、ここで相原(2岸和田)と交代して最小失点で切り抜けた。

 そして7回裏、京大は先頭の6番土生(4泉陽)が2球目のやや甘いストレートをレフト前に持っていき、日高の送りバントで1死2塁。ここで土生が三盗を決め、8番峯野(3北野)の代打伊地知(2洛星)がキャッチャーの打撃妨害で出塁して1死13塁となる。さらに伊地知の代走篠原(2星光学院)がワイルドピッチに乗じて2塁3塁とチャンスを広げる。しかし、舛永(3柳井)、小野山(4桐蔭学園)が打ち取られ得点に結びつかなかった。

 結局この後も京大は和田を打ち崩せず、9回のエラーがらみの失点もあって2−0と惜敗してしまった。しかし、この試合、これまでの課題であった送りバントはほぼ成功しており、チャンスはかなり作り出せてきた。


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京都大学
(遊)小野山桐蔭学園
(二)山崎洛星
(左)川上岡崎
(投中)松村畝傍
(右)佐藤久留米大附設
大谷益田
(一)土生泉陽
(捕)日高高津
(左)峯野北野
相原岸和田
伊地知洛星
篠原星光学院
岡村洛星
(三)舛永柳井
同志社大学
(右)山田勝相生
(中)平石PL学園
(遊)沢井京都成章
(捕)藤田今治西
(三)藤村今治西
打三福田報徳学園
(一)山田泰郡山
(左)金子天理
(二)富田天理
(投)和田和歌山桐蔭
二塁打日高
盗塁土生
失策山崎2
二塁打平石
三塁打沢井
失策藤田

出身校
松村畝傍6 2/329
相原岸和田
1/3
岡村洛星
12
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和田和歌山桐蔭34

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