2001年 オープン戦 レポート

★ 3月3日(土) 龍谷大瀬田グランド ★
京都大 040 011 110=8
龍谷大 020 001 011=5

【奥田典生の試合レポート】

 京大は龍大先発の斎藤の前にヒットが出ずやや暗いムードになっていたがこのムードを振り払ったのが勝負師田村(3.甲陽学院)の一振だった。2回2死からベンチからの「ほりこめ!」という声が飛ぶ中、8球目をジャストミート。打球は美しい弧を描いてレフトスタンドへ。これが京大の攻撃に火をつけた。続く篠原(3.星光学院)がショート内野安打で出ると、すかさず盗塁を決め、1番舛永(4.柳井)がセンター前ヒットで2点目。2死2・3塁となったところで3番藤田(2.膳所)もセンター前ヒットを放ちこの回4点をとる。

 前回乱調だった投手陣の流れ引き継いだかのように先発のエース岡村(4.洛星)のピッチングもぴりっとしない。得点を取った後の2回裏先頭を四球で歩かせると1番成田にレフトオーバーの三塁打、2番八重にもレフト前に運ばれこの回2点を失う。

 京大は5回表相手のミスから1点を取る。4番川上(3.岡崎)がショートゴロエラーで出塁するとボーク二つで3塁に進み、ワイルドピッチでホームに帰る。6回の得点の相手エラーによるものだった。先頭の峯野(4.北野)がサードゴロエラーで2塁まで進むと犠打の後またもサードエラーでホームに帰ってくる。

 先発岡村の後を受けた2番手野口(4.小倉)もボールが先行する。6回裏、先頭の1番成田にレフト前ヒットを許すとそこから3連続四球で押し出し。 7回表、京大は3番山崎(3.洛星)がサードゴロエラーで出塁すると、死球、ヒットで無死満塁。ここで登場するのが最近乗っている代打長尾(2.小野)。初球を(きっちり?)デットボール。追加点を得る。8回も2死から奥田(3.六甲)が四球で出塁すると藤田のセンターオーバーのツーベースヒットでさらに追加点を得る。

 7回からマウンドにあがった相原(3.岸和田)も不調。8回裏、2死から四球を出すと、ショート内野安打の後、連続四球で押し出し。9回裏もヒット、死球、四球で1死満塁のピンチを招くとゲッツー崩れの間に1点を許す。
結果的には8−5で勝利したものの、3投手あわせて186球、四死球17という乱調ぶりが課題として浮かび上がったゲームとなった。


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京都大学
(三)舛永柳井
(二)山崎洛星
奥田六甲
(右)藤田膳所
(遊)川上岡崎
(投)岡村洛星
野口小倉
長尾小野
相原岸和田
(捕)日高高津
(中)峯野北野
(一)田村甲陽学院
星野東山
(左)篠原星光学院
打一伊地知洛星
本塁打田村
二塁打藤田
盗塁 山崎
藤田
篠原




打者四死
岡村洛星
18
野口小倉15
相原岸和田
17

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