2003年 秋季リーグ戦レポート

★ 10月14日(土) 西京極球場 ★
 京大 000 100 000 =1
 関大 000 001 20X =3

【試合レポート】

 おとといの一回戦で感動的なサヨナラ勝ちで対関大の連敗を57でストップした京大。一日雨をはさんで迎える二回戦もその勢いに乗っていきたい。しかしこの日は残念なことに正捕手谷口(4・洛星)が、東京の品川で内定式があるためどうしても試合には来ることができず、欠場となった。おとといの試合でも自慢の強肩を見せつけ、関大の足を封じ込めながら、「守りの野球」の要としてチームを支えてきた谷口が抜けるのは非常に痛かったが、そこは代わりに出場する成長株岡田(2・洛星)とチーム全体でカバーしたいところだ。
 この日の先発は関大田辺佑(1・明徳義塾)、京大濱田(2・茨木)。試合はおとといの勢いに乗り、京大が初回から四球、連打などで得点圏にランナーを進め、押し気味にゲームを進めていた。濱田も立ち上がりこそ制球に苦しんだが、その後安定していった。
 4回の京大の攻撃、先頭の4番・藤田(4・膳所)が出塁すると、バント、進塁打で進め、四球もあり、2アウト1,3塁のチャンスを作る。ここでダブルスチールを敢行し、これが見事に決まり、先制点を取る。今までにない攻撃パターンだったので、これには関大も意表をつかれたのではないかと思う。
 しかし6回の関大の攻撃、ここまで順調に来ていた京大の濱田から関大2番・坂口(2・尽誠)がライトスタンドにソロホームランを放つ。その後も長打を浴び、濱田から土屋(2・西城陽)へとリレーする。その土屋も7回にヒット、四球でピンチを招き、またもや坂口に勝ち越しタイムリーを打たれてしまう。さらに3番・南(3・大阪桐蔭)にもタイムリーを打たれるが、センター藤田の好返球もあり、何とかこの回を2失点で切り抜ける。
 最終回の京大の攻撃、2アウトから代打松岡諭(3)・旭丘)、岡田の連打で2アウト1,3塁のチャンスを作るが、続く代打中沢(2・水戸第一)が三振に倒れ、あえなくゲームセットとなる。
 やはりこの試合、一番注意しなければならない関大の坂口の前にランナーを貯め、打たれたのが大きな敗因であった。

【鳥山和宏】


打撃成績
京都大学
(遊) 伊藤 3 松山東 4 0 0
(二)三  平山 4 四条畷 4 1 0
(三)一 河原林 2 膳所 3 0 0
(中) 藤田 4 膳所 4 1 0
(右) 道下 4 岐阜北 2 1 0
(左) 坂井 2 筑紫丘 4 0 0
(一) 平川 4 三国丘 2 0 0
丹羽 4 洛星 0 0 0
松岡諭 3 旭丘 1 1 0
(捕) 岡田 2 洛星 3 2 0
(投) 濱田 2 茨木 2 0 0
土屋 2 西城陽 0 0 0
中沢 2 水戸一 1 0 0
合計 30 6 0
関西大学
(二) 森田光 3 関大一 4 0 0
(中) 坂口 2 尽誠学園 3 2 2
(三) 3 大阪桐蔭 4 1 1
(一) 光岡 3 生駒 4 1 0
(右) 板坂 4 三本松 4 1 0
(左) 野々村 4 上宮 3 0 0
(捕) 奈良 4 関大一 3 2 0
(投) 田辺佑 1 明徳義塾 3 1 0
(遊) 石井 4 観音寺中央 2 0 0
合計 30 8 3

京大 関大
本塁打
坂口
三塁打

二塁打
奈良  
盗塁 藤田、平川  
失策 坂井、藤田
投手成績


安打 自責
濱田
5 1/3 5 1
土屋 2 2/3 3 1
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田辺佑 9 6 0


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