2004年 春季リーグ戦レポート

★ 4月17日(土) 西京極球場 ★
関大 001 000 002=3
京大 000 000 000=0

【河原林哲の試合レポート】

 春季リーグ戦が始まって、4試合が終わったが、ここまで京大はいい形で試合ができていない。失点を最小限に抑え、チャンスを活かして接戦をものにする京大の戦い方を展開していきたいものである。

 そして迎える相手は関大。昨秋のリーグ戦では結果的に痛い1敗を京大に喫している。今回も優勝のためには負けられない状況であることは間違いない。両校エースの、土屋(3.西城陽)、増田(4.明徳)の先発で試合は始まった。

 1回表、関大の攻撃はランナーを許すものの、捕手岡田(3.洛星)の盗塁刺などで、ゼロで切り抜ける。すると、その裏京大は、一死から2番坂井(3.筑紫丘)が右中間二塁打を放ち、続く伊藤(4.松山東)が四球を選び、一死一二塁とチャンスを作る。4番中沢(3.水戸一)に期待がかかったが、ここはダブルプレーに終わりチャンスを逃してしまう。

 試合が動いたのは3回表。エラーで出したランナーを三塁まで送られて、犠牲フライを打たれ、ノーヒットで1点先制され、京大としては悪い形で点を許してしまう。しかし土屋は8回まで被安打3自責点0の内容の良いピッチングを続け、味方の反撃を待つ。

 京大にチャンスが来たのは6回裏。先頭の小林(2.三国丘)がバントヒットで出塁すると、バントで送って一死二塁。続く伊藤がまたも四球を選び一死一二塁。さらに続く中沢は死球となり、一死満塁。願ってもないチャンスでバッターは岡田。しかし増田も気迫の投球で岡田を三振にとると、続く鳥山も三振に切ってとる。なかなか1点がとれない京大。8回裏にもチャンスが来る。一死二塁から3番、4番という良い形であったが、ここも連続三振に倒れ無得点。

 ここまで粘ってきた土屋であったが、9回につかまってしまい2点を追加され、3−0。これがダメ押しとなり、このまま試合終了。関大の勝利。

 京大としては、バッテリー中心に守備のがんばりで8回まで1−0とロースコアで試合を展開することができたが、何度かあったチャンスを活かしきれずに敗北。ただ、リーグ戦のここまでの試合に比べると、何歩か前進したと言えるかもしれない。勝利のためには、チーム全員が気持ちをひとつにして向かっていくしかない。さぁ最下位脱出だ!!
 

打撃成績
関西大学
(右) 山田 2 明徳義塾 3 0 0
木下 2 報徳学園 1 0 0
(左) 森田康 3 履正社 4 1 0
(中) 坂口 3 尽誠学園 3 1 0
(一) 黒田 2 広陵 3 0 0
(捕) 乙須 3 大阪桐蔭 3 1 1
(遊) 4 大阪桐蔭 3 1 0
(二) 森田光 4 関大一 2 1 0
(投) 増田 4 明徳義塾 2 0 1
(三) 北川 4 酒田南 2 0 1
合計 26 5 3
京都大学
(中) 小林 2 三国丘 4 1 0
(右) 坂井 3 筑紫丘 3 2 0
(遊) 伊藤 4 松山東 2 0 0
(一) 中沢 3 水戸一 3 0 0
(捕) 岡田 3 洛星 4 0 0
(三) 河原林 3 膳所 1 1 0
鳥山 3 成蹊 2 0 0
吉村 3 大教大天王寺 1 0 0
(二) 松岡諭 4 旭丘 3 0 0
(左) 折笠 4 県千葉 1 0 0
田中 2 奈良 2 0 0
(投) 土屋 3 西城陽 3 0 0
合計 29 4 0
  関大 京大
二塁打
 
坂井
盗塁 森田康 坂井
失策
河原林2
投手成績


安打 自責
増田 9 4 0
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土屋 9 5 2

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