第2回 吉Gの窓

田中 英祐(新4・白陵) × 久保津 堅太(前主将)

―まずは自己紹介をお願いします。

久保津
こちらは京大硬式野球部の田中英祐君です。
今や京都大学の硬式野球部を背負って立つ大エースとなった彼に来シーズンは期待しています。


田中
:京都大学で去年、主将を務めていた久保津堅太さんです。
僕と去年一年間バッテリーを組ませていただいて本当に頼りになる先輩です。
来年からは某総合商社で働くということになっているのでそちらのほうでも頑張っていただきたいと思います。


(日焼けした顔をやたらと気にする久保津さん…笑)

−久保津さんには今回、コーチとして合宿に参加して頂いており、合宿も五日目に入ったんですけれども、去年の合宿と比べて今年の合宿、チームはどうですか。


久保津
:そうですね。今年のチームはすごい元気がよくて、上級生がしっかり引っ張って下級生がそれに負けないような元気と勢いでガンガン下から突き上げてくる感じで、すごい活気ある練習ができていると思います。

田中
:僕はピッチャーなんで、ピッチャーでまとまって練習をするのがものすごい多く、まあ今年は上手いこと回ってるかなと思ってます。
それぞれが課題を持ってレベルアップできているんじゃないかなと思ってます。それで僕は今もう筋肉痛でバキバキですね。笑


久保津
:僕も同じくです。笑

田中
:久保津さんどのくらい振ったんですか?

久保津
:いやもう一日かるく1000スイングは超えているかな。

田中
:それ去年より振ってるんじゃないですか。

久保津
:いやもう恥ずかしながら去年より振ってるかもしれないです。もう手なんかこんなんで、テーピングなしじゃ振れないです。

−お二人は去年までバッテリーを組んでいましたが、初めて田中選手の球を受けた時の感想をお願いします。


久保津
:初めてですか。初めては多分僕が二回生で英祐が一回生のときの秋かな…?

田中
:春ありましたよ。奈良フレンドみたいなとことやりませんでした?僕が初めて練習試合で投げた時のキャッチャーは多分久保津さんですよ。

久保津
そうやったっけ。でもまあとりあえず一番最初に受けた時は当然ながら速っ!て思った。
今までこんな球速いピッチャーを高校まで含めて受けたことなくて、ものすごい手が痛かったのを覚えてます。
その時はあんまりコントロールがいい感じじゃなくて荒れ球で、球速くて荒れ球っていうすごいキャッチャー的には割とやりにくい感じのピッチャーだったんですけど、今はコントロールもまとまってきて、去年は受けてて楽しかったですね。


(英祐の記憶力は本当にすごいです!!!)

−田中選手はその時の印象とか覚えていますか。


田中
:初めて投げた練習試合は僕も緊張していたんで全然覚えてないんですけど、記憶にあるのは春の関大戦の最終戦です。
あの時、久保津さんキャッチャーやってたじゃないですか。あの時バッテリー組んだのって覚えてます?


久保津
:ああ覚えてるよ。

田中
:あの時にめちゃめちゃいい音鳴らして捕ってくれたんですよ。高めのまっすぐだったんですけど。相手バッターもそれで結構空振りとって、ああこの人めっちゃ上手いんやって思いましたね。これガチっすよ。

(照れ笑いを浮かべる久保津さん…笑)

−去年は立命館との試合で21回の延長戦を戦いましたが、その時の試合の感想をお願いします。

久保津
:今まで15回まで同志社戦で延長あったのが最長ぐらいで、21回となるとそこから6イニングもあってもう無心というか何も考えられなくなって、
ただ球を受けて返して、たまに打ってみたいな感じでした。笑 もうすごすぎて言葉では表せない感じでした。いやもうすごい思い出深い、いい試合でした。


田中
:僕はあの試合が始まる前のブルペンでめちゃめちゃ調子よかったんですよね。
ああこれ多分抑えたら(インタビューで)「思い通り投げれました」ってくらい言えるかなぐらいの感じでいけるわと思ってたら、めちゃめちゃ長なって…
で、10回終わって聞いたら15時(試合開始10時30分)までやるって感じだったじゃないですか。


久保津
:さすがにそこまでは行かんやろって思ったな。

田中
:9回の攻撃から12回も「さあ逆転行こう!」みたいな。あれ12回やられるピッチャーの気持ちやばいですよ。笑

久保津
:でもあの試合は正直引き分けやったけど京大の野球的には勝ててた試合やって、チャンスもあったのにそこで点取ってやれんかったのはすごい申し訳ないというか、
あんなピッチングをしてるピッチャーに勝ちをつけられない打線の歯がゆさを感じた試合でしたね。


(あんなにゼロの並ぶ試合は今後一生見ないでしょうね)

−他に思い出に残る試合はありますか。


久保津
:ピッチャー三人で勝った秋の関大戦ですね。今まで英祐頼みって言われてるチームの中で、僕も「英祐以外のピッチャーにいつまで頼ってんねや」みたいなことを言ってて、
最後に英祐以外のピッチャーを繋いで三木を勝利投手にして勝てたっていうのはすごい大きかったです。
まあそれも大エースの英祐がいたからこその他のピッチャーの成長やと思うんやけど、
三木とか冨田とかも自分の力を把握して英祐に追いつけ追い越せでやってきた結果やと思うから、自分の中では印象に残る試合でしたね。


田中
:僕が一番印象深かったのは二回の春に連敗を60で止めた時で、その時は久保津さんとバッテリーじゃなかったんですけど、
9回の裏2アウトで、その試合まで結構9回まで勝ってたのに逆転されたみたいな試合があって、落ち着いて抑えなあかんというのをあまりにも意識しすぎていたのを覚えています。
いろんな意味でそこから京大が変わっていったんで本当に印象深い試合だと思います。


久保津
:勝った経験がとりあえずなかったから一回勝ったら変われるやろなってずっと思ってやってたし、実際に一回勝ってからはチームがガラッと変わってほんまに楽しかったなあ。

−去年までマスクを被っていた久保津さんが抜けるわけですが、今年のキャッチャーに向けて一言お願いします。


久保津
:今チームでキャッチャーは4人残っていて、特にキャプテンの藤沢と副キャプテンの翔太郎の二人が多分中心になると思うんですけど、実力がすごい拮抗していてどっちが出てもおかしくない力関係だと思ってます。

キャッチャーは経験が必要とされるポジションで、僕がずっと試合に出させてもらったのでその二人は経験があまりないからそこはちょっと心配な部分ではあるけど、
二人ともめちゃくちゃ練習するしそこは僕も選手時代から後輩やけど尊敬してるところやから、それは努力でカバーしてくれるんじゃないかと思っています。

−最後に久保津さんから今年のチームに向けて一言、田中選手からは今年の抱負をお願いします!


久保津
:僕らの学年の時から中心になって出てたメンバーばっかりが残るし、特に内野なんか僕らの学年の人が誰もいなくて、でも下の学年がしっかり堅い守りをしてくれてたんで心配ないと思います。

僕らの時も『京大の野球部の歴史を変える』って最初からずっと言い続けたけど、結局シーズン1勝、1勝止まりで止まってもうたから、後輩たちにはぜひ過去の『京大の歴史を超えて、この先破られないような京大の強さ』を示してほしいなと思います。


田中
:先ほど久保津さんが仰ったように、『僕たちの代で京大の歴史を変えていきたい』という風に思っていて4回生中心に頑張っているんで、まず『開幕戦で勝ち点』を取ります!

去年久保津さんたちの最後の試合で上回生たちといっしょに泣いていた新4回生、3回生もいっぱいいて、そういう選手たちが奮起して頑張ってくれると思うんで、僕もそれに負けないように頑張って投げたいと思います。


(それではいきますよ〜 はいっ、チーズ!パシャリ)

(写真 左:田中英祐 右:久保津堅太)

   

投手 田中 英祐(新4・白陵)
 
前主将 久保津堅太